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経営企画部

ビジネスプランコンテスト開催 採択企業9社が決定

JAアクセラレーター第4期 スタートアップ企業とJAグループが食と農、くらしの未来を共創

  JAグループ全国8連が共同で設立した一般社団法人AgVenture Lab(アグベンチャーラボ)は、JAグループと革新的なアイデアや技術を持ったスタートアップ企業が連携して、農業や地域社会が抱えるさまざまな課題解決を目指す「JAアクセラレーター第4期」(以下、本プログラムという)の採択企業を選定するビジネスプランコンテストを5月24日にオンラインで開催しました。


 JAアクセラレーターは、AgVenture Labが取り組む、農業や地域社会が抱えるさまざまな課題の解決を目指すスタートアップ企業をJAグループが短期・集中的に支援するプログラムです。

 4期目となった今回も「食と農、くらしの未来を共創する」をキーワードに、既存ビジネスに捉われない新しい発想や技術に基づくビジネスプランを幅広く募集し、179件の応募を受け付けました。今回、書類・面談選考を通過し最終選考に進んだ15社のうち、本プログラムへ参加する9社のスタートアップ企業(以下、採択企業という)を優秀賞として採択しました。

 採択企業は、今後約5カ月間、JAグループおよび本プログラムのスポンサーである全農と農林中央金庫の職員による伴走支援を受けながら、ビジネスプランをブラッシュアップさせていき、JAグループとの協業を検討していきます。

優秀賞を受賞した採択企業9社の皆さん(左上は主催者)
 


審査・講評を行う冨田全農常務
審査講評

15社の提案のうち12社が食と農に関わる提案で、非常に興味深い内容だった。

生産現場では、労働力不足、国際的な肥料・飼料原料の高騰といった課題だけでなく、環境調和型の有機的な農業を推進していく必要もある状況で、消費の観点では食料安全保障、国消国産、自給率向上の推進も重要。

これまでJAグループで取り組んできた既成の技術や考え方では課題解決が難しくなってきている現状にあり、JAグループとスタートアップの協業で生産現場の課題解決が進むのではないか。

投資の観点では、ESG/SDGsの領域は欧米に8割ほどシェアをとられ、日本は後塵(こうじん)を拝している状況であるものの、今回のプレゼンを聞いてまだいけると確信に変わってきている。将来投資できそうな提案も3、4社あるため、JAアクセラレーターを通じてブラッシュアップしていただきたい。


 本プログラム期間中における実証実験にあたっては、今期も最大100万円の実証実験費用を補助し、採択企業の成長サポートを強化します。また、採択外となった6社(イノベーティブ賞)についても、本プログラム外で別途、協業や支援を検討していきます。

 今後約5カ月間にわたるプログラム期間終了後の11月には成果発表会(デモデイ)を予定しています。

 

 

昨年度のJAアクセラレーター第3期の成果発表会はこちらから視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=fwJ17SRXZF4

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