特集

「91農業」SNSでPR

2026.02.23
耕種総合対策部

インスタ開設、日常に1割農作業を

 全農は日常生活に農作業を1割取り入れてもらう「91農業(きゅういちのうぎょう)」を推進しています。この取り組みをさらに広げるため、農業との新しい関わり方を紹介する「91農業」の公式インスタグラムを開設しました。現場の雰囲気や、さまざまな参加事例を発信しています。ぜひご活用ください。


基幹的農業従事者が減少 地域農業の未来に危機感

 日本の農業は今、大きな転換点を迎えています。農林業センサス2025年速報値によると、基幹的農業従事者数は約102.1万人と前回調査から25.1%、実に34.2万人も減少しました。特に60代以上の減少が顕著で、23.9万人が離農しています。その結果、平均年齢は2020年の67.8歳から67.6歳とわずかに若返りましたが、依然として高齢化の進行は深刻です。農業を支える担い手が減り続ける現状は、農畜産物の安定供給だけでなく、地域経済や環境保全にも大きな影響を及ぼす可能性があります。

 さらに、農業経営体のうち約7割は後継者を確保していません。こうした課題を抱える地域では、労働力不足が生産性の低下や、雇用機会の減少、人口流出や高齢化の加速など、さまざまな問題につながっています。地域の農業を守り、持続可能な形で未来へつなげるためには、多様な人が農業に関わる新たな仕組みづくりが不可欠です。

 こうした状況を打開するため、全農が提唱する新しい取り組みが「91農業」です。“あなたのライフスタイルに農業を1割取り入れてみませんか?”というコンセプトのもと、地域農業を応援しながら、多様な人の農業への関わりを広げることを目指しています。

副業や旅行の一コマでも 関わり方は人それぞれに

 「91農業」は、副業として休日に農作業をする「9本業1農業」、旅行の合間に農業に触れる「9旅行1農業」など、気軽で多様な関わり方を提案しています。アルバイトやパート、援農ボランティア、ワーケーションなど参加の形は自由。農業は“専門的で難しいもの”というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、「91農業」では、もっと身近に、もっと気軽に、誰もが農業に参加できる環境づくりを進めています。

 実際に参加された方々からは、「農作業を通じて地域の魅力に気づいた」「その地域の農産物を積極的に買うようになった」といった声が多く寄せられています。農業に関わることで、その土地の食や人とのつながりが生まれ、地域のファンになる人が確実に増えています。

 JAグループでは、「91農業」を全国的に広げるべく、2024年10月の第30回JA全国大会でも重点的に推進する方針が掲げられました。農業現場の労働力不足解消はもちろん、地域の雇用創出、農業者の所得向上、移住促進、新規就農のきっかけづくりなど、「農業」を軸とした地方創生を目指しています。

ボランティア(兵庫県三連=中央会・共済連・全農)による丹波黒枝豆の収穫
企業連携研修(TOPPAN労組によるブロッコリー収穫)
アルバイト(愛媛みかんアルバイター)

小さな一歩の積み重ねが 地域を守る大きな一歩に

 さらに、この活動をより多くの方に知っていただくため25年10月、「91農業」公式インスタグラムを開設しました。農作業の様子や最新情報を、毎週2回(月・木曜夜)に発信しています。また、JAグループ最大の登録者数約115万人を誇るYouTubeチャンネル「ゆるふわちゃんねる」でも紹介動画を公開中です。ぜひご覧ください。

 農業にほんの少し関わることで、地域が元気になり、未来の食が守られていくーー

 「91農業」は、皆さんと地域をつなぐ新しい架け橋です。ぜひあなたの生活にも、農業というエッセンスを“1割”取り入れてみませんか?

YouTube「91農業紹介動画」

「91農業」のInstagram開設

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