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全農インターナショナルアジア(株)

全農海外輸出拠点紹介 全農インターナショナルアジア(株)

常に新しいものを求める国で奮闘

スタッフ:後列左から西林崇(書記役、部長)、高須博幸(取締役)、金子弘和(営業部長)、アイビー・チェン(営業担当)、イヴォンヌ・ラウ(総務、経理担当)

 シンガポールの朝は、いろいろな「おはよう」のあいさつで始まります。この国には、中華系・マレーシア系・インド系の国民、アジアはじめ世界各国からの移民など、さまざまな人種・民族が暮らしています。昼時ともなれば、事務所近くのホーカーセンター(屋台村)は、世界各地の料理を求めるオフィスワーカーでごった返します。
 シンガポールに全農インターナショナルアジア株式会社が設立されたのは、2015年1月のこと。2015年は、建国の父リー・クアンユー元首相が亡くなった悲しみの年であり、建国50周年となる節目の年でもありました。
 日本人駐在員2人で始まった事務所は、その後移転し現在は3人の駐在員と2人の現地スタッフで成り立っています。日本産農畜産物の輸入販売をはじめ、肥料・飼料原料などの購買補助、情報収集、各国農業関係団体等との交流、系統組織や取引先の方々が来訪された時の対応など、さまざまな業務を担っています。
 シンガポール人の気質を表し、負けず嫌いを意味する「キアス(KIASU)」という言葉があります。シンガポール人は街の美観を大切にし、礼儀正しい一方で、「周りを出し抜いてでも勝ちたい」といった勝気な面も持ち合わせます。珍しいもの、有名なレストラン、話題のアトラクションには、先を争って行列を作りますが、熱しやすく冷めやすい一面も。この国で長く事業を続けるには相当の努力が必要で、1000件以上あるといわれる日本食レストランも、生き残りのため日々しのぎを削っています。
 常に新しいものを求め移り変わりの激しい、キアスな国シンガポールで、スタッフ一同「日本の生産者と世界の消費者を安心で結ぶ懸け橋になる」よう、日々奮闘しています。シンガポールへお越しの際には、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

※次回は、全農アメリカ(株)を紹介します(9月17日号の予定)。

平仮名の看板も見られるホーカーセンター
事務所からの光景。モダンな建物と歴史ある建造物が混在しています
事務所があるSBFセンタービル

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