JAズームイン

対話から生まれた「支援室」 生産者の困り事を解決・支援

2026.03.23
JAみなみ筑後 (福岡県)

 JAみなみ筑後は福岡県の最南端に位置し、みやま市と大牟田市の2市にまたがる地域密着型の農業協同組合です。温暖な気候と豊富な日照を生かし、米・麦・大豆をはじめナス、セロリ、ミカン、イチゴなど多彩な農産物の栽培が盛んです。


次世代農業を支える新拠点

 同JAでは年に1回、農事組合法人や認定農業者など約100人を対象に対話活動を行っており、その中で高齢化に伴う将来への不安の声が多く寄せられていました。こうした課題を受け、次世代農業への取り組みを加速し、経営改善や地域農業の維持を図るため、2023年10月に「あぐり支援室」を設立しました。

 あぐり支援室では人的支援や機械的支援をはじめ、遊休資産の活用、有害鳥獣対策、耕作放棄地対策など、幅広い支援に取り組んでいます。特に人的支援では、若年層の農業離れによる労働力不足を背景にJAが特定技能外国人を雇用し、人手不足に悩む農家の作業支援を行っています。

新規就農を目指し、トレーニングファームで学ぶ研修生
イチゴの植え付けを学ぶ研修生

FMBIZ導入で出荷効率化

 花き部会では、物流業界の人手不足が深刻化する「2024年問題」への対応として、出荷・流通の効率化を目的に「FMBIZ」を導入しました。導入以前は、生産者が手書きで伝票を作成して出荷し、JAや市場で再度入力・確認する必要があり、多くの手間と時間を要していました。

 FMBIZの導入により、スマートフォン1台で出荷情報の登録から送り状の作成、データ管理までが可能となり、QRコードの活用でJA、運送会社、市場が出荷状況をリアルタイムで共有できるようになりました。導入にあたっては作業手順の見直しが必要でしたが、省力化につながり、「以前のやり方には戻れない」と生産者からも好評の声が寄せられています。

FMBIZの導入で出荷情報の登録から送り状の作成
などを効率化

JAみなみ筑後(福岡県)

概要
2025年3月31日現在
  • 正組合員数
    4403人
  • 准組合員数
    6674人
  • 職員数
    211人
  • 販売品取扱高
    92億6千万円
  • 購買品取扱高
    37億1千万円
  • 貯金残高
    914億5千万円
  • 長期共済保有高
    2193億9千万円
  • 主な農産物
    米、麦、ナス、セロリ、イチゴ、かんきつ

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