力を一つに未来を拓く令和8年度
令和8年度の事業開始にあたり、全国の会員JAと組合員の皆さまにご挨拶(あいさつ)申し上げます。はじめに、日頃は本会グループの事業に対し、温かいご支援・ご協力を賜り、あらためて厚くお礼を申し上げます。
令和7年度は、長期化する生産資材価格の高止まり、不安定な米需給、相次ぐ自然災害、夏場の高温にともなう農産物被害、鶏卵や生乳の需給調整など、様々(さまざま)な課題への対応を余儀なくされた1年でした。厳しい事業環境の中で、安心・安全な食の提供と地域の活性化にむけて、力を尽くされている全国の会員JA役職員の皆さまに、心からの敬意と深い感謝の気持ちをお伝えいたします。

さて、去る3月24日開催の臨時総代会において、令和8年度事業計画を無事ご承認いただきました。米をめぐる環境は一年前とは大きく様変わりし、生産現場には広く不安感と緊張感が広がっています。私ども全農グループは、JAグループの経済事業を担う全国連として、「JA全農事業ビジョン2030」の実現に邁進(まいしん)することで、引き続き会員JAと組合員の皆さまの負託に応えてまいります。
令和8年度も、緊迫の度を増す中東情勢と資源価格の更なる高騰、地震・豪雨・猛暑・豪雪といった自然災害や異常気象、米をはじめとする農畜産物の需給・相場の変動、家畜・家禽(かきん)の疾病の発生など、農業をめぐる情勢は刻々と変化しつつ、厳しさを増すものと想定されます。自らコントロールできないことも多く、対応には苦慮いたしますが、グループのもつ力を結集し、熱意をもって課題への対応にあたってまいることをお約束いたします。
また、SNS全盛の昨今では、不正確な情報や事実に基づかない誹謗(ひぼう)中傷が広がりやすく、農業とJAグループがもつ意義・役割・機能を正しく伝えることの重要性が増しており、メディアや社会への積極的かつ丁寧な情報発信にも努めてまいります。
全農グループが半世紀にわたって築き上げてきた3つの力、“つくる力”“とどける力”“つながる力”にさらに磨きをかけ、会員JA、組合員、お取引先、そして消費者の皆さまから、「なくてはならない全農」であると、ご評価いただけるよう不断の努力を続けてまいる所存です。
むすびに、本年度も変わらぬ利用結集を心よりお願い申し上げます。





