JAズームイン

JAズームイン
栃木県
JAはが野

米、青果物の施設整備しブランド確立、所得向上へ

 JAはが野は栃木県の南東部に位置し、管内は1市4町(真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町)で構成されています。イチゴ・ナス・ニラ・トマト・梨などが生産される、農業の盛んな地域です。

ライスセンター設立 はが野ブランド確立目指す

 同JAは、地域農業者の労働力軽減と安心・安全・高品質でばらつきのない米の供給を目的として、今年8月25日に「真岡東部ライスセンター」を設立しました。この施設は、2019年度の「強い農業・担い手づくり総合支援事業(競争力強化生産総合対策事業)」を活用して設置され、異なる品種のもみと玄米を同時に処理できる、全国でも有数の施設です。

 荷受け能力は、もみと玄米を荷受けできる設備を3系列導入し、最大で90t対応可能です。また、容量30tの遠赤外線乾燥機を10基設置、その他にもフルカラーカメラ型の色彩選別機など最新鋭の機械とシステムを導入し、地域全体のお米を均一かつ高品質に一括乾燥調製できます。

 この施設を担い手の確保と合わせた販売戦略の拠点として、施設の最大限の活用を図りながら、はが野ブランド(安心・安全・品質向上)の確立に向け、広く実需者や消費者へPRしていきます。

今年8月に完成した真岡東部ライスセンター
 

高機能物流センターで生産者の所得向上と農業生産拡大

 高機能物流センター(パッケージセンター)は、農作業の6割ともいわれる青果物の荷造り作業を生産者に代わって行う施設です。同JAでは、管内に4カ所のパッケージセンターを設置しており、実需者・消費者ニーズに対応した商品の提供による生産者の所得向上を目指すとともに、労働力軽減による反収の向上や栽培面積の維持・拡大による「農業生産の拡大」に努めています。

 また、パッケージされた商品や、集荷場に集荷された商品を直接実需者へ販売することで、産地メリットを創出し、商品の付加価値販売を実現しています。

青果物の荷造り作業を生産者に代わって行う高機能物流センター
 
JAはが野(栃木県)
概要 令和2年2月29日現在
正組合員数 1万5395人
准組合員数 4674人
職員数 537人
販売品取扱高 240億6千万円
購買品取扱高 54億3千万円
貯金残高 1916億8千万円
長期共済保有高 5918億円
主な農産物 イチゴ、米、麦、ナス、ニラ、トマト、梨

カテゴリー最新記事

ページトップへ