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肥料農薬部

日本硫安サービス合同会社の貯蔵・出荷施設が竣工(しゅんこう)

大粒硫安の安定供給へ新設備が稼働

 全農と宇部興産株式会社が共同出資して設立した日本硫安サービス合同会社の肥料貯蔵・出荷施設の竣工式が、4月24日に開催されました。


 主要な窒素質肥料の一つである大粒硫安は、相次ぐ工場閉鎖などにより需給逼迫(ひっぱく)が続いてきました。宇部興産㈱は、全農の要請を受け、大粒硫安約6万㌧の増産を平成28年に決定し、平成30年4月の稼働に向けて新ラインの建設を進めてきました。

 日本硫安サービス合同会社は、増産される硫安の貯蔵・出荷を目的として、宇部興産㈱と全農の共同出資により設立した会社です。大粒硫安3000㌧を保管する倉庫と内航船に積み込む設備を有し、高品質な大粒硫安を短時間で効率的に出荷します。

 4月に計画通り施設が完成したことを受けて、全農からは久保省三常務が出席し、安全運転と安定稼働を祈念して、関係者による竣工式が執り行われました。

 今後、全農では日本硫安サービス合同会社を通じて、全国のBB肥料工場などへ大粒硫安を安定的に供給していきます。

竣工式に出席した久保常務(前列通路左)と宇部興産㈱の杉下秀幸取締役(同右)
出荷施設から大粒硫安を船積み

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