【Ｗｅｂ限定記事】「ニッポンエール」でパウチゼリー飲料３商品

国産果汁を使用、加工用に付加価値つけて生産者応援

　全農は5月1日、青森県産「世界一りんご」、福島県産「あかつき桃」、愛媛県産「紅まどんな」の果汁を使用したパウチゼリー飲料3商品を全国農協食品（株）から発売します。

　「世界一りんご」は青森県の試験場が育成したリンゴです。「世界一大きいリンゴ」と宣伝されたことが命名のきっかけとなりました。円すい形で、果皮には鈍紅色（にびべにいろ）に紅色のしまが入り、果肉はやや硬めで緻密、果汁が豊富で酸味は少なく甘味があります。

　「あかつき桃」は福島県の代表品種です。果汁が多く肉質が緻密で甘みが強いのが特徴で、皇室に献上される桃としても知られています。品種名は、福島県福島市に古くから伝わる伝統の祭り「あかつき祭り」が由来となっています。

　「紅まどんな」の品種名は「愛媛果試第28号」で、2005年3月に品種登録されました。愛媛県のオリジナル品種で、一定の品質基準・外観基準をクリアしたものだけが「紅まどんな」として出荷されています。とろんととろけるゼリーのような食感と、果肉からあふれる甘い果汁と豊かな香りが特徴です。

　今回発売するパウチゼリー飲料は、それぞれ果物本来の豊かな香り・甘味・酸味をふんだんに生かして、果汁感のある商品に仕上げました。フレッシュな味わいを、ぜひお楽しみください。また、本商品は、加工用原料に付加価値をつけることで、生産者の所得向上につなげることを目指しています。

　全農は、「ニッポンエール」を通して、引き続き全国の産地・JAと連携した商品開発に取り組んでいきます。