県本部だより

JAと連携し研究会を設立

2026.09.21
神奈川県本部

BS資材を使用し高温対策試験、情報交換

 神奈川県本部は、2025年度から生産振興に係る情報共有や、課題解決に向けた協議の場として「JA生産振興研究会」を立ち上げました。同研究会には県内の全JAが参加。県内の農地面積維持を目的に、生産振興についての情報交換や高温対策などに取り組んでいます。


取り組みや課題を共有、生産振興へ連携

 25年度は会議を4回実施し、JAの生産振興に向けた取り組みや課題を共有しました。その中で、夏場の高温による収量の減少や病害虫発生が共通の課題として挙げられたため、26年度は既存品目を対象に、高温対策資材であるバイオスティミュラント(BS)資材を使用した試験の実施を決定しました。
 BS資材とは、肥料・農薬とは異なり、作物自体に刺激を与え、作物の免疫力や成長力を改善し、圃場(ほじょう)環境の悪化や異常気象への耐性を改善する効果が期待でき、結果として、農産物の品質・収量を改善する農業資材とされています。
 26年度は、BS資材の圃場試験を行っています。県内のJAで、慣行区とBS資材を使用した試験区で栽培し、発芽率や定植後の活着率、欠株率などを調査します。

キャベツで試験、発芽率、生育良好

 8月19日には、横浜市と藤沢市で高温対策試験圃場を視察しました。栽培品目はキャベツで、横浜市の圃場は「ZEBA」、藤沢市の圃場は「ヒートインパクト」を使用しています。視察では、生育状況を調査。横浜市の圃場では、生産者から「試験区(ZEBA使用)の方が、発芽が早く初期生育もよかった」との声をもらいました。引き続き収穫時期まで、生育状況の調査を行います。
 視察後は会議を実施し、各JAでの高温対策試験の実施状況の共有や、今後、県内全JAで連携して栽培・試験を実施できる品目がないか協議しました。
 同研究会では今後も、生産基盤強化による品質向上・収量増加を目的に高温対策試験を実施します。成果や課題は定期的な会議を通じて検証を重ね、各JAと情報共有し、県内での新たな取り組みにつなげていきます。

横浜市の圃場で生育状況を確認
藤沢市の圃場での視察
会議で情報交換する参加者

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