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全農インターナショナル香港株式会社

全農海外輸出拠点紹介(最終回)

日本通の市場へ安全・安心加え売り込み

左から駐在員の金築道弘総経理、エリザベス・チャンさん(営業担当)、シビック・チャンさん(委託営業担当)

 全農インターナショナル香港株式会社(全農國際香港有限公司)は、2018年4月に中華人民共和国香港特別行政区に設立されました。現在は駐在員1人、営業担当1人、委託営業担当1人で香港・マカオ地区を営業エリアとして活動しています。

 香港は人口741万人、東京都の半分ほどの広さですが、中国本土をはじめとして年間5800万人が観光やビジネスに訪れることから、人口以上の購買力があると言われています。特に9月には広州と香港を45分でつなぐ新幹線も開業し、10月にはマカオを結ぶ世界最大の橋も開通しましたので、今後、一層の人の往来が予想されています。

 そのような中、香港はここ数年ずっと日本ブームが続いており、日本食も広く浸透しています。市内を歩けば日本の有名ラーメン店がたくさんあり、コンビニの品ぞろえは80%が日本商品となっています。

 このような“成熟市場”に進出したわが社ですが、各JA産地の方々がそれぞれ青果物、コメなどのプロモーション活動をしてきたことから、“JAブランド”が一定程度普及しており、バイヤーの皆さまと早速、いろいろな商談を行っております。香港から年間223万人のインバウンドの影響かもしれませんが、バイヤーの方も日本全国各地のあらゆるものをよくご存じで、地域限定のような少々マニアックな商品を相談されることがあります。

 さらに、最近の香港市場では日本産の高品質は当たり前で、日本の安全性という観点でトレーサビリティーや生産履歴管理に関する質問をされることもあることから、成熟市場ならではの品質プラスアルファの差別化を求められているのは日本と同様かもしれません。

 私たちは、そのようなお客さまとJA商品のバリューチェーンの構築をお手伝いすることによって、日本の生産者と“香港の”消費者を安心で結ぶ懸け橋になれるよう努めてまいります。

全農インターナショナル香港㈱が入るHopewell Centreビル
輸出拡大に向け取引先と商談

 

全農海外輸出拠点紹介

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