JAズームイン

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岡山県
JA晴れの国岡山

地域の特色を重視し多彩な自己改革を実践

 JA晴れの国岡山は、県内8つのJA(岡山東、岡山西、倉敷かさや、びほく、阿新、まにわ、つやま、勝英)が2020年4月に合併して誕生しました。県内の13市10町2村を管内に抱える広域JAとなり、正組合員数は全国トップクラスを誇ります。

 「晴れの国」と呼ばれるほど晴天に恵まれ、中国山地を望む山間部から瀬戸内海に面した沿岸部まで各地の特色ある地形や気候風土を生かし、果物や野菜、花き、畜産など多彩な農畜産物を生産しています。

トマト農場や和牛牧場などをJAが運営し、担い手や職員の研修、試験圃場(ほじょう)として活用。地域の農地保全などにもつなげる(新見統括本部)
ブドウで全国初となる色彩選別カメラを導入するなど共同出荷体制を整え、品質と量を確保(びほく統括本部)

旧8JAの強みを引継 生産・販売力を強化

 合併を機に旧8JAが持つ人材、施設、資金、情報などを最大限に活用し、特に農畜産物の生産力・販売力を強化します。本店に広域重点振興品目の積極的な生産・販売の展開、営農指導や担い手サポート体制・機能を強化するための部署を設置。旧JA単位には統括本部体制を整え、広域営農経済センターと支店・事業所等が一体となって地域性を重視した営農指導に取り組み、自己改革に掲げる農業の生産拡大や所得増大を目指します。

酒造メーカーと共同で付加価値を高める研究に取り組み、酒造好適米「雄町」の高品質生産を推進(岡山東統括本部)
大都市圏の消費者向けに特産の白桃とブドウをPRするフリーペーパーを配り、知名度向上に取り組む(岡山西統括本部)

既存地域ブランドは継承し「晴れの国ブランド」確立へ

 指導員が産地に出向く体制で農業経営を支援する他、広域JAのスケールメリットを生かした資材などの仕入れ体制強化も進め、価格低減や物流整備など事業コストを削減します。販売面では「晴れの国ブランド」を確立し、販売を有利にする一方、既存の地域ブランドは市場や消費者に浸透しているため、継承していく方針です。

全国初となる全農との共同運営の資材店舗「JA‐CAT」。支店の購買店舗を集約して豊富な品ぞろえ、年中無休を実現(津山統括本部)
農家の仕事体験や地元食材の魅力を伝える料理教室などを通じて地域の活性化に貢献(勝英統括本部)

 

県内初のGI(地理的産地表示)登録を受けた「連島ごぼう」を子どもたちに伝え、地域への愛着を育み、産地振興(倉敷かさや統括本部)
新品目の導入など農業生産の拡大を進め、特に白ネギが好調(真庭統括本部)

 
JA晴れの国岡山 (岡山県)
概要 令和2年4月1日現在
正組合員数 9万7865人
准組合員数 5万242人
職員数 3330人

(以下、合併前8JA合計令和2年3月31日現在) 

販売品取扱高  254億563万円  
購買品取扱高 238億3875万円
長期共済保有高 3兆8744億2401万円
主な農畜産物 ブドウ、桃、米(あきたこまち、コシヒカリ、きぬむすめ、アケボノ)、肉用牛、野菜・花き(トマト、ゴボウ、ダイコン、キュウリ、ナス、アスパラガス、スイートピー、リンドウ)、黒大豆

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