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フードマーケット事業部

「みのりみのるプロジェクト」が立ち上げから10年

生産者と生活者をつなぐ

 「日本農業の価値を伝えてほしい」「農業のイメージをかっこよく変えたい」「消費者のニーズが知りたい」――。各地のTAC(担い手のもとに出向く担当者)が聴き取った生産現場の声に応えようと、全農は2010年に「みのりみのるプロジェクト」を始動させました。「日本農業の魅力を伝える」「農業のイメージアップと地域活性化をはかる」「食料自給率の向上」を柱に、行政や他企業とも連携し、日本農業の理解促進と国産農畜産物の需要拡大に取り組んでいます。


飲食店 銀座から全国へ
銀座三越にある「みのる食堂」(左)と「みのりカフェ」(右)
 プロジェクトでは2010年9月、東京・銀座にある銀座三越に飲食店「みのる食堂」と「みのりカフェ」をオープンさせました。ご飯をしっかり食べられる食事メニューがそろう「みのる食堂」と、旬の野菜を使ったデザートやサンドイッチなどの軽食を提供する「みのりカフェ」。いずれも使う食材は100%国産農畜産物です(※)。飲食店における「原産地表示」の意義を消費者に伝え、外食産業での国産農畜産物の利用拡大を促進するため、そのモデルとして国産食材100%(※)の店舗運営をコンセプトに掲げました(※国産では代替困難なコーヒー、香辛料など、一部原材料を除きます)。
 銀座からスタートした「みのりみのる」のお店は、その後も福岡、京都、新潟など、全国へ展開し、現在、12都道府県で19店舗まで広がりました。食堂、カフェ、ダイニングとスタイルは地域によって異なりますが、地元産・国産の農畜産物の提供、そして、その土地土地の魅力を発信することにこだわり抜いています。今年7月にオープンした「みのりカフェfukuyama」(広島県福山市)でも、メニューに地元食材を使うことはもちろん、内装に福山市の伝統工芸品であるデニムやい草を取り入れるなど、地域色豊かなお店になっています。
 お近くにお越しの際はぜひ、立ち寄ってみてください。
 プロジェクトでは、フリーペーパー「AGRIFUTURE(アグリフューチャー)」の発行や、「みのりみのるマルシェ」の開催、他企業との連携と、いろいろ取り組んでいます。その取り組みについては、8月31日号でご紹介いたします。
 
*TAC(Team for Agricultural Coordina tion)とは…地域農業の担い手に出向くJA担当者のことで、担い手農家の意見や要望をJAグループの事業に反映させ、地域農業の発展を支援する活動をしています。
 

「みのりみのる」のお店。現在12都道府県で19店舗を展開中
 ●みのりカフェ&みのる食堂銀座三越(東京都)2010年9月
●みのりカフェ福岡パルコ(福岡県)2014年11月
●みのる食堂&みのりカフェ京都高島屋(京都府)2015年11月
●グリルみのる&みのりカフェエスパル仙台(宮城県)2016年3月
●カフェ&グリルみのりみのるLEXN2(新潟県)2017年1月
●みのるダイニングフェザン盛岡(岩手県)2017年3月
●みのりみのるマルシェエスパル山形(山形県)2017年11月
●みのる食堂&みのりカフェエキエ広島(広島県)2018年3月・9月
●カフェ&ダイニングみのりみのるアミュプラザおおいた(大分県)2018年12月
●みのりみのるキッチンエキュート品川(東京都)2019年3月
●みのるダイニングさんすて岡山(岡山県)2020年3月
●みのるダイニング札幌ステラプレイス(北海道)2020年6月19日
●みのりカフェ季楽(きら)佐賀駅前(佐賀県)2020年6月20日
●みのりカフェfukuyama東深津ショッピングタウン(広島県)2020年7月18日

ニューフェイスをご紹介

みのりカフェ季楽(きら)

コムボックス佐賀駅前

 6月20日、JR佐賀駅前の商業施設内にお目見え。佐賀県産米のおにぎりや「有明鶏」のから揚げなどの軽食、県産小麦でつくるふわふわ食感のパンケーキに、新品種「いちごさん」を使ったジュースや「嬉野抹茶」といったドリンクなど、佐賀のおいしさがぎゅっと詰まったカフェです。

 

みのりカフェfukuyama

東深津ショッピングタウン

 広島県福山市に7月18日、オープンしました。お店では福山市や近郊エリアで育まれたピオーネやシャインマスカット、全国一の生産量を誇るレモンなど、季節の果物や野菜はもちろん、上下町の農家が生産するお茶に広島県産牛乳「ひろしま搾り」と、とことん県産食材を使ったメニューが楽しめます。

 
みのりみのるプロジェクトはこちら
http://www.minoriminoru.jp/

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