柑橘を中心とした農業振興で 地域に貢献する事業と組織へ
JA広島ゆたかは2001年に3JAが合併して誕生しました。管内は島しょ部で、主に柑橘(かんきつ)を中心とした農業振興を行っています。地域の皆さまと共に生き、共感の中で、心触れ合う地域づくりと高い倫理観と責任感を持ち、地域社会に貢献できる事業と組織づくりを理念としています。
農業者の負担減と生産性向上を目指して
組合員への新しいサービスとして、ドローンを活用した防除支援を提供しています。これにより、効率的な農作業が可能となり、農業者の負担軽減と生産性向上に寄与しています。
こうしたスマート農業は、高齢化や労働力不足といった課題の解決にも寄与します。自動化技術により、重労働からの解放や作業の省力化が可能となり、農業の持続可能性を高めることが期待されています。また、2020年から開設しているLINE公式アカウントでは、作業指針や荷受け予定表をはじめ、リアルタイムな情報を生産者に発信しています。

イベント通じ地域の活性化や地域振興に注力
2024年9月に、プロ自転車ロードレースチームのヴィクトワール広島と連携して、地域の活性化や振興を目的に「地域振興・スポーツ振興等に関する包括協定」を締結しました。そうした中、共同で開催されたサイクルイベントでは、地区外からも多くの参加者があり、柑橘生産者の協力のもと、みかん狩りも行われ、大変好評でした。
こうした取り組みにより、多くの方に産地を知ってもらうことで、地域の活性化につながると考えています。

直売所を運営し販売農家の収益向上へ
JA広島ゆたかが運営している直売所「みかんあいらんど」は、地域特産の温州みかんや中晩柑類を中心に販売しています。利用者は主に観光客で、ここ数年でかなりのリピーターを確保することができています。生産された農産物を直接消費者に届けることで、地域農業の活性化と農家の収益向上を図っています。
また、「みかんあいらんど」では、いろいろな商品開発に取り組む中で、柑橘のソフトクリームやジュースを販売しており、地域住民や観光客にとっても親しみやすい場所となっています。こうした取り組みで、少しでも農産物の付加価値向上に取り組みます。

JA広島ゆたか(広島県)

- 正組合員数1722人
- 准組合員数2677人
- 職員数44人
- 販売品取扱高10億円
- 購買品取扱高9億4千万円
- 貯金残高262億3千万円
- 長期共済保有高554億1千万円
- 主な農産物柑橘、米、トマト、キュウリ、ミョウガ、ブルーベリー、柿、イチゴ





