米生産・流通 JAの役割、メディアに紹介
埼玉・JAほくさいと協力し現地視察会
全農は5月25日、埼玉県羽生市、加須市で、メディア向けに「米の生産・流通に係る現地視察会」をJAほくさいと実施しました。米の安定生産・安定供給のためJAグループが果たす役割について理解を深めてもらうことを目的に開催しました。
新品種「ZR2」の特徴を紹介
多くのメディアが参加し、米への関心の高さがうかがえる現地視察会となりました。午前中は(株)おおや農園の大谷寿男代表取締役が自動運転田植機による田植えを実演し、水田に自動で苗がきれいに植え付けられていく様子を視察しました。また、全農と農研機構が共同開発した業務用多収性水稲品種「ZR2」の水田では、全農米穀部事業企画課の斎藤職員が品種の特徴を紹介。「極多収で草丈が低い短かんのため倒れにくく、収穫作業の効率性も高いのが特長。食味も良く病気や除草剤への耐性も備えており、安定的な生産・供給につながる」と説明しました。
高温対策、TACによる現地巡回
JAほくさい本店では全農の金森正幸常務が「ZR1」「ZR2」の取り組みを説明。同新品種について「それぞれ異なる作期に対応でき、作期分散による作業の平準化や、安定的な生産・供給につながる」と今後の期待を述べました。
同JAの大塚宏組合長は、JA管内の現在の取り組み状況について「生産者の高齢化や生産コストの上昇による水稲農家数の減少に対応するため、各営農経済センターにTAC(営農指導担当者)を配置し、担い手農家を中心とした巡回指導を実施。地域農業の振興を通じて、食・農・環境を守り、地域社会の発展と生産者の豊かな暮らしの実現に貢献することを使命として事業を展開しています」と現状の課題と対応について説明しました。
続いて全農埼玉県本部の羽鳥貴之副本部長が業務用契約栽培への取り組み、高温対策、水稲を対象とした生産コスト低減の取り組みの重要性を説明しました。
説明会の後半ではメディアからの質問に応じ、米の生産・流通に係る各取り組みへの理解促進を図りました。
全農は今後も、環境変化に対応し、生産者と消費者をつなぐ取り組みを一層強化するとともに、社会におけるJAグループの使命を広く発信していきます。









