JAズームイン

JAズームイン
JAごとう(長崎県)

全国に誇る「ほめられかぼちゃ」・畜産農家の支援体制を強化

 長崎県五島市を拠点に活動するJAごとうは地域農業の振興に向け、農畜産物の安定供給を目指しています。

ブランドカボチャ 高品質で出荷も効率化

 JAごとうは、MVM商事(株)が提供するブランド「ほめられかぼちゃ」の生産拡大に取り組んでいます。水分含有量・糖度などを光センサーによって数値管理し、一定の基準を満たしたものが「ほめられかぼちゃ」として認められます。
 JAは2022年に「ほめられかぼちゃ部会」を設立。現在は部員27人で構成し、合計11.9haで栽培しています。
 生産量に対しブランドの基準値を満たした割合である「ほめられ率」が、22年産のカボチャで全国1位となるほど力を入れている作物です。
 収穫後は鉄製コンテナを使って一括出荷されるため、風乾作業や選別といった手間も軽減できることも人気の一つです。
 高品質かつスムーズな流通を実現する「ほめられかぼちゃ」は、生産者と市場の双方から信頼される取り組みとして、今後さらなる発展が期待されます。

「ほめられ率」を期待し、カボチャを収穫
畜産農家推進対策会でプロジェクトチーム発足

 JAは、肥料・飼料価格の高騰や畜産物価格の低迷など、課題が続く中で地域農業の持続性を高める取り組みを進めています。

 具体的には土壌分析を促進し、土壌に適した肥料の提案と施肥量のアドバイスを行うことで牧草の品質向上を図り、より栄養価の高い自給飼料作りを目指した牧草栽培指導を行っています。

 このような取り組みにより、畜産農家の経費削減や所得向上が期待されるほか、環境に配慮した持続可能な農業の実現にもつながります。

未来を築く「畜産農家推進対策会」の会合
JAごとう(長崎県)
概要 2025年3月31日現在
正組合員数 2948人
准組合員数 1万268人
職員数 324人
販売品取扱高 39億5千万円
購買品取扱高 47億円
貯金残高 584億円
長期共済保有高 2582億円
主な農畜産物

肉牛、養豚、スナップエンドウ、中玉トマト、キュウリ、カボチャ、ブロッコリー、塩蔵高菜

カテゴリー最新記事

ページトップへ