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広報・調査部

全農グループ会社探訪 JA全農ラドファ株式会社

独自製法で27年間、パックごはんを製造・販売 新工場稼働で国産米の販売拡大目指す

 今年4月から全農のグループ会社となったJA全農ラドファ株式会社は、「ガス直火炊き」、「シャリ切り」といった米のおいしさを最大限に引き出す独自製法で27年間、パックごはんを製造・販売しています。来年には新工場を稼働して生産能力を拡大し、国産米のさらなる販売拡大を目指します。


米の付加価値販売目指し包装米飯製造会社を設立

 ラドファは1993(平成5)年12月に、JA加美よつばの子会社として設立されました。JAは米を集荷・管理し、全農や経済連が販売する中で、JAとして集荷した米に付加価値をつけて販売するにはどうしたらよいか考え、米を原料に通年販売できる「パックごはん」に着目しました。

 JAの営農指導員が生産者をサポートし、苗作りから稲刈りまで徹底した栽培管理のもと、栽培に適した土地で米を作ります。玄米をベストな状態で保管・管理し、その都度精米・選別して炊飯しています。消費者の声や実需者からの要望を生産者にフィードバックし、米作りに反映するなど、「会話型」の販売に取り組んできました。

 宮城県で育成された「ササニシキ」や「ひとめぼれ」、「だて正夢」のパックごはんをはじめ、「金のいぶき」の発芽玄米ごはんなど、消費者ニーズに合わせた商品も展開しています。また、学校給食へ炊飯した温かいごはんを供給し、地域の子どもたちに宮城米のおいしさを伝えています。

おいしさの秘けつは「ガス直火炊き」と「シャリ切り」

 ラドファのごはんの特徴は、独自の製法にあります。生産者が適地で丁寧に栽培し、品質管理した米をふっくらつやのあるごはんに炊きあげるため、大きな釜で「ガス直火炊き」しています。それを蒸らした後に「シャリ切り」して余分な水蒸気を発散させることで、むらのない粒の立ったおいしいごはんになります。そして炊き立てのおいしさを逃さないよう、パックに充てんしています。原料は米と水だけで、添加剤などは使用していません。

2022年に新工場稼働 規模拡大し、全国、世界へ

 2022(令和4)年には、JA加美よつば管内で炊飯に適する水質の土地に新工場を設立。新工場の生産能力は現工場の4倍にあたる年間1620万食を予定しており、家庭用に加え、業務用や海外市場へも国産米パックごはんの販売拡大を図ります。今までは宮城県産米が中心でしたが、今後は全国の農家の方々が生産した米も扱い、各産地の銘柄米パックごはんの商品化などに取り組みます。また、食品ロスや省力化を目指す外食・中食向けへの利用提案、海外へは「ごはんのお供」をセットにした商品開発や販売を強化します。

 それに先駆け、今夏には牛乳や卵を展開する「農協シリーズ」で、「農協ごはん」の発売を予定しています。

製造ライン
 

地元から全国・世界へ 国産米のさらなる販売拡大を目指す

代表取締役社長 千葉 房俊氏

 稲作を主とする地元農業の持続と発展、地域社会への貢献を目指し、取り組んできました。生産者側の農協と、より実需者や消費者に近い全農が手を組むことで、全農の販売力を生かし、地元から全国、世界へと、国産米のさらなる販売拡大を目指します。また、米の需要が拡大することで、生産者は安心して米を作ることができます。そして「米」は日本の主食で、文化でもあります。日本の耕種文化を子々孫々まで継承していきたいと思っています。


会社の概要 (令和3年6月1日現在)

本社所在地宮城県加美郡加美町四日市場字中荒井245-2

事業内容パックごはんの製造・卸売

設立年月1993(平成5)年12月

代表者千葉房俊

従業員数23人

公式ホームぺージはこちら

http://www.jaradfa.jp/index.html

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