加工や直売強化し収益向上 さつまいものブランド強化
徳島県のJA里浦は1972年に発足しました。四国の玄関口、徳島・鳴門の東端に位置し、鳴門の渦潮で有名な鳴門海峡に面した砂地畑農業を支えています。
約240戸の正組合員で構成された小規模なJAですが、砂地畑の特長を生かしたさつまいも、大根の栽培が盛んで、青果物は「里むすめブランド」として高い評価を得てきました。

アイスや菓子 多様な加工品
しかし昨今、資材価格の高騰や消費者ニーズの多様化等の影響もあり、農家収益は伸び悩んでいるのが現状です。「もうかる農業」を維持するべく、さまざまな新たな取り組みにチャレンジしており、その一つが、「さつまいも加工品の製造販売・直売事業拡大」による生産者収益の拡大です。
これまでも、お菓子、お酒等の原料として規格外品のさつまいもを活用してきました。これに加え、冷やし焼き芋(真空パック詰め)、さつまいもコロッケ(冷凍)の製造を開始、既に地元の道の駅等での販売、ふるさと納税の対象としても流通し好評を得ています。
さらに、組合員の意向も定期的な座談会で聴取しながら加工アイテム数の拡大も検討しており、他企業と連携し「焼き芋アイス(2026年販売開始)」や「さつまいもスープ(現在検討中)」等も製造予定です。加工品の販売は事業化することは大変難しいですが、幅広い客層・多様な場面での利用により、販売単価の底上げ、ブランドイメージの波及、ひいては生産者手取りの増大を目指しています。



消費者に直接 産地情報発信
また24年から、JA独自のECサイト「JA里浦公式通販サイト・べっぴん堂」も構築しました。加工品を含む青果、青果加工品の販売をはじめ、定期的なメルマガ発信等による消費者への直接のアプローチや産地情報の発信も強化しています。今後も、次世代へブランド産地をつなげるべく、新たなチャレンジを続けていきます。

JA里浦

- 正組合員数246人
- 准組合員数415人
- 職員数22人
- 販売品取扱高30億5千万円
- 購買品取扱高8億5千万円
- 貯金残高120億5千万円
- 長期共済保有高173億6千万円
- 主な農産物さつまいも、大根





