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麦類農産部

【Web限定記事】令和5年度全国麦作共励会中央表彰式を開催

全農会長賞に磯部さん(愛知県)、農事組合法人稲荷(群馬県)

 全農が後援する令和5年度全国麦作共励会の中央表彰式が2月29日、都内で開催されました。麦の高品質化・高収量化に取り組む農家と法人が全農経営管理委員会会長賞(全農会長賞)に輝き、高尾雅之常務理事から表彰状が授与されました。


 今年度は、農家の部・集団の部合わせて18道県から91点の参加がありました。現在、麦は輸入依存度の高い穀物であり、増産と併せて品質向上が課題となっています。全農は、今回の参加者のような創意工夫ある優れた麦作経営を行う生産者を応援するとともに、実需者が求める安定生産と品質の向上などの課題に対して、産地と共に積極的に取り組みます。 

 農家の部で全農会長賞を受賞した磯部有哉さん(愛知県)は、「適期作業に勝るものなし」という信念の下、高品質・高収量の麦生産に向け、徹底した排水対策、適期作業、細やかな栽培管理に取り組んでいます。さらに、コスト低減を追求し、農業機械稼働の効率化、自社施設での乾燥調製経費の低減により、所得率63.5%と高所得経営を実現しています。

 集団の部で全農会長賞を受賞した農事組合法人稲荷(群馬県)は、米麦二毛作に取り組む法人で、技術的な特色として、稲わら・麦わらのすき込みや周辺の畜産・酪農家との連携による牛ふん堆肥散布により地力向上を図っています。また、湿害対策、効率的な施肥、生育状況に応じた麦踏みも行っています。これらを通じ、小麦の平均収量492kg(群馬県平均比117%)、1等比率100%(群馬県平均88.3%)の高品質安定栽培を実現しています。

全農会長賞受賞者に表彰状を授与する高尾常務理事
 

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