乾椎茸の「おいしさ」と「栄養成分」をアピールし、一層の需要拡大へ

埼玉県久喜市で第53回全農乾椎茸品評会審査会を開催

　全農は6月24日、第53回全農乾椎茸品評会審査会を埼玉県にある椎茸事業所入札場で開き、農林水産大臣賞・林野庁長官賞の他、合計44点の入賞および団体賞を決定しました。

　今年は新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていたことから、生産者や関係者の健康・安全面を第一に考慮し、6月10日の交流会および6月11日の展示・表彰式を中止するとともに、6月4日の審査会を3週間延期して開催しました。今年の春子は、記録的な暖冬の影響もあり、例年にも増して栽培管理が難しい年となりましたが、品評会には全国20県から610点出品されました。

　新型コロナウイルスの影響で消費動向に不透明感もありますが、ビタミンDが注目されたことや、SDGsにより環境保全型農業が見直されるなど追い風も吹いています。全農は「多角的な販売」により、「生産者所得の向上」や「東日本産地の再生」に一層取り組んでいきます。