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区内産を“もっと”身近に 加工品や直売所でPR

2026.09.21
JA東京中央

 JA東京中央の管内は、東京都の大田、品川、世田谷、目黒、杉並、中野、新宿の7区で、東京でも特に人口の多い地域です。1996年4月に6JAが合併して設立し、昨年度で30周年を迎えました。都市農業の特徴である少量多品目栽培を中心とし、農産物は庭先販売やファーマーズマーケットに出荷しています。

新装オープンしたファーマーズマーケット荻窪

もっともっとプロジェクト

 本事業は世田谷農産物の余剰を活用した加工製品試作の取り組みで、自治体や東京農業大学と協力し取り組んでいます。世田谷区産農産物「せたがやそだち」の余剰・規格外トマトを活用した「フローズントマト」を試作・製造し、学校給食での活用を目指すものです。食品ロスの削減と地産地消の推進を目的に2025年度から実施しています。
 25年度は区内農家等から450kgの余剰トマトを集荷し、351kgの加工品を製造しました。農産物を有効活用することで生産者の所得向上と食品ロス削減に貢献しました。フローズントマトは一年間の保存が可能で、主にトマトカレーやミネストローネなど学校給食で活用され、延べ43校へ312kgを供給し、製造量の約94%が利用されました。
 今年度は507kgを集荷し、424kgの加工品を製造しました。10月以降、管内の学校給食で活用される予定です。その他、ナス、キュウリなどの余剰農産物も学校給食で活用されるなど、エシカル消費や循環型経済への理解促進にもつながりました。
 一方で、加工品の価格や規格、需要との適合が難しいなどの課題もありました。今後は小ロット・分散集荷の検討やさらなる余剰農産物への展開、一般消費者や飲食店向けの活用やPRを強化し、事業の持続可能性向上にもっと、もっと取り組んでいきます。

ファーマーズマーケット荻窪新装オープン

 同直売所は杉並、中野、世田谷の3区で生産された野菜や花、農産加工品などを販売し、地域農業の振興と地産地消の推進を目的に運営しています。生産者と消費者を直接つなぐ販売拠点としての役割に加え、地域住民が都市農業への理解を深める交流の場としても機能しています。
 また、学校給食や地域イベントとの連携を通じて区内農産物の利用促進に取り組んでいます。余剰農産物や規格外農産物の活用を支える流通拠点として、生産者の販路確保や食品ロス削減にも貢献しています。
 26年8月には新装開店し、オープンイベントには、たくさんのお客さまにご来店いただきました。今後も地域で生産された農産物を地域で消費する循環型の仕組みづくりを推進し、都市農業の持続的な発展を支える重要な拠点として運営していきます。

フローズントマトを使ったカレー

JA東京中央

概要
2026年3月31日 現在
  • 正組合員数
    1822人
  • 准組合員数
    1万3506人
  • 職員数
    381人
  • 販売品取扱高
    3億3千万円
  • 購買品取扱高
    2億4千万円
  • 貯金残高
    3632億3千万円
  • 長期共済保有高
    5958億円
  • 主な農産物
    ダイコン、小松菜、トマト、ジャガイモ、花き類

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