全農グループ会社探訪

全農グループ会社探訪
広報・調査部

全農グループ会社探訪 JA全農ミートフーズ株式会社

牛肉・豚肉の集荷から加工・販売まで 総合食肉販売会社として国産拡大へ

 JA全農ミートフーズ(株)は、牛肉、豚肉の集荷から加工、販売までを一貫して行う総合的な食肉販売会社です。生産者と消費者を結ぶ懸け橋となり、生産者、消費者、取引先の皆さまから信頼され、支持される会社を目指しています。


大消費地を中心に販売拠点 加工品や総菜など開発強化

 JA全農ミートフーズは、2006年に全農の100%出資により誕生しました。同年、食肉加工、販売事業を展開していた全農ミート(株)と合併し、牛肉・豚肉の集荷から加工、販売までを一貫して行う総合食肉販売会社として事業を開始しました。

 大消費地を中心に営業拠点を配置し、量販店や生協、外食企業などへの販売事業を行って います。また、加工品や包装肉を製造する工場を全国に10カ所、焼き肉店舗を11カ所(国内9店舗・海外(香港)2店舗)、直売所を8カ所展開し、川上から川下まで幅広い事業領域をカバーしています。

 22年にはJA高崎ハム(株)を吸収合併し、全国域でのハム・ソーセージ販売、総菜・中食向け商品の開発、販売を進め事業を拡大しました。23年には(株)吉田ハムを吸収合併し、継承した事業を円滑に行うため、適切な事業体制の整備を進めています。

農協ブランドのロースハム・ウインナー
農協ブランドのロースハム・ウインナーの調理例

黒毛和牛ローストビーフ
グリルドステーキセット

 
スペアリブ

 

 
素材集荷や食材加工を強化 食肉の輸出拡大も重点に

 私たちは、さらなる事業の成長と事業基盤の充実に向け、次のような点に取り組んでいます。

1.素材集荷、販売事業の強化

 食肉の集荷、加工、販売事業を通じて、生産者と消費者の懸け橋となり、国内生産者の経営が未来へ向かって維持、発展できるよう「産直」の事業強化に努めています。お客さまのニーズに合わせた食肉を、産地と一体となり開発、提案しています。

2.食材加工品事業の強化

 社会構造の変化や食の多様化に伴い、加工品、調理品の需要が増加しています。国産豚肉のご当地味噌(みそ)漬けシリーズや、こだわりの国産豚肉を使用し伝統製法で製造した農協ウインナー、ロースハムの販売など、商品開発機能を強化し、国産食肉の価値向上を進めています。

3.国産食肉の輸出拡大

 全農グループ会社であるJA全農インターナショナル(株)と一体となり、輸出認定工場で加工処理された和牛、豚肉を米国・EU・香港・台湾・シンガポールなどの国・地域へ輸出しています。さらなる輸出拡大に取り組み、国産食肉の価値向上に努めます。

大和ミートデリカ工場(神奈川県大和市)
 
 

食肉や加工品の流通に努め産地と消費地の“通訳”に

中村 哲也 代表取締役社長

 当社は、2006年の創業以来、国産食肉およびその加工品の安定供給を目標に、事業を進めてまいりました。今後は、食肉および加工品の流通全体(生産、と畜・加工、物流、加工品製造、小売・外食)を理解した産地と消費地の通訳となることを目指します。

 昨今の国際情勢により、国産食料の安定確保の重要性が高まっています。私たちは、あくまでも国産にこだわり、その価値を高める中で、国内畜産農家の皆さま、消費者の皆さまから高い支持を得続ける取り組みを進めます。

 今後とも、皆さまのご理解、ご支援を賜りますよう心よりお願い申しあげます。


本社(東京都港区)

会社の概要 (2023年9月1日現在)

本社所在地東京都港区港南二丁目12番33号

事業内容肉牛・肉豚の集荷・販売 

     牛・豚加工肉の集荷・販売 

     牛・豚内臓・原皮の集荷・販売 

     包装肉・食肉加工品の製造・販売 

     肉豚の相場発表

     飲食店の経営

売上高2659億円(22年度)

設立年月日2006(平成18)年6月1日

代表者代表取締役社長 中村哲也

従業員数1637人(うち臨時等823人)

公式ホームぺージはこちら

https://www.jazmf.co.jp/

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