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茨城県本部

全農グループブランドヒストリー(1)

茨城県を代表するブランド豚「ローズポーク」

リブランディングで次の30年も愛される豚目指す

 生産が始まってから38年もの間、茨城県を代表するブランド豚として生産者や消費者に愛されてきた「ローズポーク」。愛され続けてきたおいしさの理由と、次の30年に向けたローズポークの挑戦に注目します。

柔らかくジューシーなローズポーク
 
輸入豚台頭する中、 国産ブランド豚望まれ誕生

 昭和50年代、日本の食肉業界は一段と機械化が進み、生体の規格や品質が斉一化された作業効率の良い輸入豚が台頭していました。そのような中、県内の流通関係者から品質の優れた斉一性のある国産ブランド豚の生産が望まれ、誕生したのが、「ローズポーク」です。日本で初めて系統豚に認定された「ローズL─1」を用い、昭和58年に本格的な生産を始めました。ローズポークという名前は、茨城県の県花がバラであること、肉色がバラのように美しい色をしていることや、バラ色のような養豚の輝かしい未来が開かれることを願って付けられました。

高品質の豚肉を安定的に生産 茨城県銘柄豚振興会が管理

 品質の高い豚肉を安定的に生産するため、ローズポークは茨城県銘柄豚振興会によって管理されており、指定生産者は同振興会が制定した条件を遵守(じゅんしゅ)し生産を行っています。

 また、同振興会では指定生産者の全戸巡回を行い、専用飼料の使用量や生産状況などを確認し、肉質・出荷量の平準化に取り組んでいます。そして、生産されたローズポークは、同振興会が認定した指定店で販売され、販売実績は年間約3万5000頭となっています。

 ローズポークは、柔らかく弾力があり、脂の甘みや豚肉のうまみが濃厚であることが特長です。平成25年には、食肉産業展「銘柄ポーク好感度コンテストグランドチャンピオン大会」で第3位に当たる優良賞を受賞しています。

ローズポーク指定生産者連絡会の橋本一三会長(左)と後継者の橋本和樹氏
 
次の30年も愛される ブランド豚を目指して

 昨年度から持続可能な生産基盤確立と指定生産者の所得増大を目指して、リブランディングに取り組んでいます。ローズポークのブランドコンセプトを再構築させ、次の30年も生産者や消費者に愛されるブランド豚を目指します。また、販売戦略や潜在的な価値の分析、肉質・出荷量の平準化に取り組み、さらなるブランド価値の向上に努めていきます。

生産者や販売店、関係者が参加したリブランディングプロジェクトの様子
 

ローズポークのホームページはこちら
http://www.ib.zennoh.or.jp/rosepork/


 茨城県銘柄豚振興会 鴨川隆計会長
ローズポークの生産が開始されてから、38年。時として時代の流れに翻弄(ほんろう)されながらもブランドを守り走り続けてきた、先人の思いや苦労が垣間見える。そして今、何ができるのか、さまざまな視点で議論することに意義がある。変えることがすべてではない、維持することも選択の一つ。それを決めるのはチームリブランディングプロジェクト。私はチームの意思を尊重したい。

左から茨城県銘柄豚振興会の鴨川隆計会長と同事務局・加藤鞠奈担当、畜産課・礒﨑修課長
 


プレゼント

ローズポークの「肩ロース・バラ肉スライスセット『すき焼き』用 約2㌔」を5名様にプレゼントします。
応募方法件名に「ブランドヒストリープレゼント」、本文に郵便番号、住所、氏名、年齢、所属JA、電話番号、JA全農ウィークリーの感想をご記入の上、メールにてご応募ください。
応募先zz_zk_zennohweekly@zennoh.or.jp
締め切り令和3年2月26日(金)23時59分
※応募者多数の場合は抽選で当選者を決定いたします。また、当選の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。※いただいた個人情報は、プレゼントの発送にのみ使用いたします。

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