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耕種総合対策部

TACパワーアップ大会2021を開催

2年ぶりの実開催。コロナに負けない担い手対応の取り組みを全国で共有

 全農は11月17~18日、新横浜プリンスホテルで「TACパワーアップ大会2021」を開催し、全国から地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC)やJA役員、担い手など約200人が参加しました。


 今大会は、「担い手の構造変化に対応できる出向く活動体制の強化」、「多様なニーズに対応した労働力支援・事業承継・スマート農業の取り組み加速」、「コロナ禍における創意工夫あるTAC活動の実践」をテーマに活動表彰や取り組み事例発表、分科会などを行いました。

 また、「県域サテライト企画」と題して、ウェブ会議システムZoomで視聴している25県域237人と本会場をつなぎ、各県域に設置したサテライト会場から日頃のTAC活動の取り組みや全国のTACに向けたメッセージをいただきました。

 表彰式では、全農会長賞のJA筑前あさくらをはじめとするJA表彰4JA、JA特別表彰1JA、TAC表彰6人、TAC特別表彰2人の計13のJA・TACが表彰されました。また、過去の大会で全国表彰を3回以上受賞し、TACの活動を高いレベルで継続しているJAおちいまばりにTACトップランナーズJA表彰が授与されました。

 取り組み事例発表では、生産振興や労働力支援、法人化支援、農家手取り最大化の実践、新技術や省力・低コスト資材の導入提案など、幅広い担い手ニーズに対応した取り組みが受賞者から紹介されました。

 基調講演では「東大卒、農家の右腕になる。」の書籍でも著名なファームサイド(株)代表取締役の佐川友彦氏に登壇いただきました。業務の大きな転換がしづらい農業の現場において、「行動するリスクよりも行動しない機会損失が大きい」、「小さな業務改善をしていくことが大切」などご自身が行った阿部梨園での業務改善の経験をもとに講演いただきました。

 分科会では「未利用・低利用担い手へのアプローチ」、「事業承継」、「農業労働力支援」、「スマート農業」、「農家手取り最大化」の5つのテーマについて、実際に担い手へ提案することを想定した熱心な議論が展開されました。

 全農では今後もTAC活動の原点である「担い手との信頼関係を築き上げていく」を念頭に、TACと担い手が二人三脚で地域農業を守り、発展させていけるような取り組みを支援していきます。


大会宣言

我々TACは、

 一、JAグループの力を結集し、担い手に出向き・寄り添い・ともに歩みます。

 一、変革する「今」を的確に捉え、担い手の営農を支援します。

 一、地域に根ざすTACとして、担い手とともに新たな農業の形を創造します。


集合写真
 
基調講演をするファームサイド(株)佐川代表
県域サテライト企画の様子
取り組み事例を紹介するJAおちいまばり森部長

 
菅野会長から表彰状を受け取るJA筑前あさくら星野常務
分科会で活発に議論する参加者

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